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SEOに強いWordPressのプラグインのメモ
wordpressは元々SEOに強いCMSで、ニュースリリースやコンテンツマーケティング等での記事の連載等にもとても向いています。数十ページ程度の規模のサイトであれば全てWordPressでサイトを構築しても大丈夫です。今回はSEOに効果を更に強化できるプラグインを紹介します。
ページの構造化対策系
ページの構造化をしっかり行う事でGoogleに情報を正しく伝える事が出来ます。例えば会社の情報であれば「社名」「住所」「電話番号」「営業時間」であったり、商品情報・クチコミ情報、求人情報等非常に幅広く正確に伝える事が出来るようになります。
Googleに構造化についてに説明があります。このページを読むと構造化の必要性を理解できると思います。
https://developers.google.com/search/docs/guides/intro-structured-data?hl=ja
- Markup (JSON-LD) structured in schema.org : JSON-LD構造化対策。ページ内の情報に意味や情報の構造を正しくクローラーに伝える事が出来ます。
schema.orgが定めている構造化マークアップのうちgoogleでサポートしているのは「Microdata」「RDFa Lite」「JSON-LD」この3種類があります。Googleが最も推奨している「JSON-LD」を行う事が出来ます。
- Breadcrumb NavXT : 訪問者に対して現在地のパスを表示する「パンくずリスト」ナビゲーションをサイトに追加します。
パンくずリストを自動で作成してくれる有りがたいツールです。パンくずリストも上記のJSON-LDでサポートしています。
クローラー対策系プラグイン
クローラーにページを漏れなく伝える事や更新したら速やかにクローラーに通知する事等ができます。
- Google XML Sitemaps : sitemap.xmlの自動生成してくれます。WPで管理しているページを漏れなくクローラーにインデックスさせる為のプラグインです。
Googleクローラーはsitemap.xmlファイルをチェックして、ここに記述しているURLをクロールします。最新の全てのページのURLをこのXMLファイルに掲載しておく事で漏れなくgoogleにURLを伝える事が出来ます。特にページ数の多いサイトでは大切です。このプラグインを入れる事でWPで管理している全てのページをsitemap.xmlで出力できます。手動では常にページの追加や削除、移動等をsitemap.xmlに適用していく運用は大変なので是非導入する事をお勧めします。
導入した後は、robots.txtにsitemap.xmlのパスを忘れずに追記するようにしましょう。また、WPで管理していないページも存在する場合は、別々のxmlファイルにURLを記述するようにしましょう。robots.txtで複数のsitemap.xmlを指定する事が出来ます。
- WebSub/PubSubHubbub : 新しい記事の追加をgoogle botに通知して素早くコンテンツをインデックスするように促します。
WebSubは、新着ページをプッシュ通知によってGoogleクローラーやフィードリーダーに伝える機能を持っています。これを利用する事で、Googleクローラーに新着情報を能動的に通知します。RSSやAtomが受け身なのに対し、WebSubは能動的にクロールにリクエストします。原理的には手動でFetch as Googleに1ページづつリクエストするのと同じです。
コンテンツの高速表示系プラグイン
近年Googleはページの表示が遅いと評価が低くなってしまいます。ページを早く表示させる事はSEO対策の重要なファクターです。SEOに限らず通常の訪問者に対してとても重要です。サイト表示に3秒以上かかると40%が離脱するとも言われています。SEOに限らずページを素早く表示する対策を行いましょう。
- WP Fastest Cache : WordPressを高速表示する為のプラグイン。コンテンツをキャッシュして高速化します。
通常WPは、ブラウザからサーバへアクセスが来ると記事をDBから取得してテンプレートからHTMLを作成し、ブラウザに情報が転送されます。1度ページを生成したら生成した結果をキャッシュ(保存)する事で、素早くHTMLをブラウザに渡す事ができるのです。
※そこそこアクセス集中してるサイトでないとそれ程大きな成果は得られないようです。
- lazy load : 画像を画面に表示するタイミングで読み始めるようにします。
lazy loadはページの下部にある画像など、まだ画面に表示されていない画像を表示するタイミングで読み込みを開始します。従って、ページ内の全ての画像を読み込む前に、読み込み完了する為、素早くページを表示する事が出来googleから高い評価を得る事が出来るのです。googleはページの表示完了までの時間を厳密に評価し、検索結果に適用します。
画像の多いページで高い成果を見込めますが、試しに画像の多いこの記事をGoogleの PageSpeed Insights で計測したところスコアが「29」から「55」へ跳ね上がりました。
※検証で来ておりませんが、画像検索からの流入を重視する場合はlazy loadは不向きかもしれません。
コンテンツの品質向上
ページの基本的な品質を向上させるために役立つプラグインです。
- Broken Link Checker : 壊れたリンクや存在しない画像がないかブログをチェックして、見つかった場合はダッシュボードで通知します。
WPで管理しているページ内で壊れたリンクや画像があった場合、管理画面で知る事が出来ます。SEO対策で見落としがちなのがマイナス評価を無くす作業です。一度完璧にページを制作していても、日々の更新作業の中でいつの間にか発生してしまう事があります。
最後に
ここでは主にWordPressで役立つプラグインにフォーカスしました。その他テーマや一般的なSEOなどニーズがあればまたまとめます。